元素といういきもの(げんそといういきもの)は、人体に近い成分の身体をもつ、人間ではない人型のいきもの。
人間との大きな違いは、「すがたが変化すること」、「複数のすがたを持つこと」、「臓器の違い」、「人間では超越した能力を使うこと」などが挙げられる。
【包括するいきもの】
元素とは、知識を包括するいきものである。しかし、その包括する知識は他元素と重複しており、領域の争いが起きることもある。→マウント
領域とは元素にとって「自分」と認識する範囲のことである。それはモノに対してでもあるし、場所でもあるし、全てともいえる。世界全ての中で、「これは自分」と認識するものが領域となる。
世界から自分というものを包括し、すがたをかたちづくり存在するのが元素である。
独立・孤立した存在ではあるものの、同時に自他境界の曖昧さを持ついきものとも言われる。元素という存在はそういったアンビバレンスをもついきものである。
さらに、自他境界の曖昧さを持つが、実際は自他境界はとてつもなく厳しくもある。「自分」というものを常に律する必要があるため、自と他という複雑なバランスを常に整えて生きているとされる。
性別は「両性」か「中性」、「無性別」のみとされるが、言葉の意味が複雑に使用されており適切な表現ではないとされる。
性別自体に雌雄はないが、男の子の姿・女の子の姿のように、素体や見た目自体には性別があるように見えたりもする。元素たちは自らの性別を偽ることはあまりないが、必要としないためか伏せたままの元素もいる。
元素の世界では社会的性別(ジェンダー)が優先され、生物学的性別(セックス)はあまり重視されない世界である。
元素たちに恋愛感情というものは存在せず、子孫を残す理由も存在しない。(注釈-1参照)
娘核種という言葉もあるが、この世界では娘という概念が子孫とは同義では無いとされる。